【地域との協同】合同防災避難訓練 11 岩手県立大野高等学校 2024年9月18日 16:43 大野高校と大野地区にある特別養護老人ホーム久慈平荘(みちのく大寿会)との協同による合同防災避難訓練を2019(令和元)年以来、5年ぶりに実施しました。 安全を確認してから校舎外に出て、大野体育館を目指します。 教職員を先頭に生徒たちは、国道・県道を進んで、大野体育館を目指します。距離にして約1.2km、時間は16分ほどかかります。 大野体育館へ到着しました(写真左上)。その後、久慈平荘からの救助協力要請があったことを想定し、久慈平荘へ向かいます。 【訓練①】久慈平荘到着後、各学年グループ別に分かれて消防署の方及び久慈平荘の施設職員の方々の指導のもと、訓練を行います。(写真は、消火訓練) 【訓練②】デイサービス利用者の皆さん(写真上)及び施設入所者の皆さん(写真下)の避難誘導。 【訓練③】炊き出しの実践。今回は、アイラップ(スーパーのレジや100円ショップで販売している薄半透明の袋)を活用した炊飯とナポリタンを作ります。(写真は、ナポリタン作り) 訓練が一段落したところで、こちらのグループは、車いす体験を行いました。車いすを押す際の注意点や段差での動かし方などを交代しながら体験しました。 こちらのグループは、段ボール製の簡易ベッドを組み立てる体験をしました。完成したベッドの強度は大変強く、約2,500kgの重量まで持ちこたえます。(生徒が2人乗っても大丈夫!)施設の方からは、組み立ての指導の他、床に寝ることより簡易ベッドにすることのメリットについても説明いただきました。(メリットについて皆さんわかりますか?) 炊き出しでは、作ったナポリタンとご飯を試食しました。生徒の感想はどちらも「少し硬め」とのことでしたが、非常食には十分なものでした。また、ラップなどを皿に巻くなどして、食器を汚さない工夫も教わりました。(それぞれのレシピは、最後に紹介します) 全ての訓練・体験が終了後、消防署の方、久慈平荘の施設長さん、校長先生より講評をいただき、生徒代表のお礼のことばで終了しました。帰りに訓練の一環として施設で非常食用として調理した五目御飯を生徒・職員がいただき、学校へ戻りました。消防署の皆さん、久慈平荘職員の皆さん、ご指導ありがとうございました。 こちらが、炊飯器を使わず、湯煎(ゆせん)でご飯を炊くレシピ。 こちらが、ナポリタンのレシピ。災害時における湯煎(ゆせん)調理のメリットもありますので、ぜひ一読ください。 11